山本未來は拒食症で激やせ?

ダイエットアドバイザーのJUNです。
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ドラマ『Nのために』の最終回が終わりましたね。
14年ぶりの再会シーンは、感動で胸がいっぱいでしたが、この金曜ドラマを通して感じたことは、「ん?」母親役の山本未來がかなり激やせしてない??
ドラマの役柄というのもあるとは思うのですが、確かに気になるところではあります。
プロフィールをみてみると、山本未來の身長は168cmとかなりの高身長ですが、一部のネットの情報によると体重が50kgを切っているというではないですか。これはもしや?「拒食症」かも。
ということで、
今回は、山本未來は拒食症で激やせしているのか、その真相について言及していきます。
山本未來の体重が48kgであると、ネットの情報で記載されているサイトがありましたが、公式プロフィールではないので、その真偽は定かではありませんが、やはり印象としてかなり痩せている感じがあるので、体格を数値化する計算式で状態をチェックしてみたいと思います。bMIという計算式を使っていきます。
bMIは、身長と体重の数値を計算式に当てはめて、その人の体格を客観的に判断のできる数字に表していきます。標準の数値は18.5~24の範囲内にあることが条件となっていますが、この範囲内にあることで、見た目が良いとか悪いという外見部分の評価ではなく、生活習慣病という病気に罹りにくいというのを意味しています。
こちらの計算式は、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算していきます。
では、実際に激やせしていると言われている山本未來の体格を見ていきたいと思います。
体重を48kgで計算すると、48÷1.68÷1.68=17.0と出てきます。この体重を仮に50kgで計算していくと、17.7です。
「ものすごい数値が出てきましたね」というのが私の感想ですが、17.0という数値がどれだけのものなのかについて触れてみます。
まず、先ほどの一般的なbMIの評価によると、18.5以下の数字は「低体重」というカテゴリーに入ります。文字通り体重が少なく激やせしている状態では、栄養が十分に摂取されていない可能性もあり、それはそれで病気に罹患しやすいという枠組みになってしまいます。
また、モデルや女優さんなど、一般人以上に見た目の細さが要求される仕事についている人のために、「モデル指数」というものがあります。当然、目的が病気にかかりやすいというよりも外見的に太いのか、それとも細く引き締まっているのかを評価するためのものです。ですから、決して標準のラインにあったとしても、それがイコール健康であるというものではありません。
そのモデル指数で評価をすると、17.0以下は「痩せている」に評価され、山本未來の体重が50kgであった場合は17.7でしたので、その数値だと「モデル並み(理想的)」というカテゴリーに入ります。いずれにしても、かなりの激やせレベルであることは間違いありません。
先ほどもお話しましたが、モデル指数というのは、あくまでも見た目が勝負である世界の人が参考にするべきものであって、一般人向きでは全くありません。つまり、痩せていることが、健康的であると言えないということを意味しています。
最初にお話したとおり、このbMIが17.5以下である場合、「拒食症」と診断される一つの材料に成りうるからです。
では、拒食症という病気はどんなものなのかを解説していきます。
拒食症とは、こころの病気とも言われていますが、精神的な病気の一つです。しかも、こうした病気の中では非常に「死ぬ」可能性の高い病気でもあります。患者の5~10%が死亡するとも言われています。カーペンターズの“カレン”さんが拒食症で亡くなったというのも有名なお話しです。
拒食症は、大きく神経性食欲不振症と過食症に分けられます。神経性食欲不振症は、まさに食べたくないと食べることを拒否する病気です。精神的なショックがあまりにも大きい場合、食欲が全くわかなくなる無食欲症という症状もあります。
芸能人で有名どころをあげるのであれば、宮沢りえさんでしょう。彼女が貴花田(現在、貴乃花親方)との結婚が破棄になった後、かなり激やせしたことが話題になりました。その急激な痩せ方をみていると、きっと何も口にできなかったのだと思います。
また、過食症という症状もあります。拒食症でなぜ過食?と思いがちですが、過食症はとにかく無茶食いをしていきます。ただ無我夢中で食べまくり、お腹がいっぱいで苦しくなるまで食べ続けていきます。しかし、そこで終わるのではなく、このままでは太ってしまうという恐怖感からか、食べた物を吐く行為にでたり、大量の下剤を服用して消化させないような行動にでるのが特徴です。
拒食症のもともとの原因は、豊かな時代であることです。ものや食べ物に溢れて何不自由なく生活できる今の日本だからこそある病気です。ぜいたく病とまでは言いませんが、飢餓で苦しんでいるような国や地域の人達がこの病気にかかるようなことはまずありません。
最低限の生活や食べ物が保証されているからこそ起こりうる病気なのです。
というのは“環境”の問題ですが、この個人的なこととなると、「痩せていることが美しい」という極端な価値観が大きな原因です。極端というのがポイントです。
当然、あなたもスタイルが良くて、綺麗であって、見た目がいい方が良いに決まっています。私はブサイクの方がいいというのはかなり少数意見なのではないでしょうか。
しかし、それが「痩せていないとダメ」、「太っていたら人間失格」、「こんな姿では外に出られない」という所まで、見た目がすべてと思い込んでしまうのです。しかも、もうすでに痩せているにも関わらずです。そこには、まだまだ自分は太っていると間違った認識があるのです。
痩せたいと思っている人は、「食べたくない」と思えるなんて何て羨ましいと思ったり、ダイエットを簡単に解釈してしまう人もいますが、拒食症は、かなり深刻なこころの病気であることが理解できたと思います。
こうしてみていくと、山本未來の激やせした理由が拒食症であるというのは、かなり低いということがわかります。
もしそうだとしたら、健康的なからだを守るという意味でドラマに出演している場合ではないからです。治療をしてきちんと治すべきです。
ここで簡単にできる拒食症のセルフチェックをしていきましょう。この中で5個以上当てはまる場合は要注意ですので、まず医療機関で診てもらう必要があります。
①体重が増えた減ったというのにかなり執着して、1日に何度も何度も体重をチェックする
②あなたの周りの人からは「痩せてるね」と言われるのに、あなた自身ではまだまだ太っていると思っている
③カロリーの高いものを食べると太ってしまうと思うために、いつもカロリーの少ないモノばかり食べている。
④特に健康状態に異常はみられないが、立ちくらみをしたり、目まいをすることがしばしばある
⑤食事を残してしまうことが増えた
⑥あまり食べなくても、やたらに元気なことが多く、落ち着きがなくしょっちゅう動き回っている。
⑦完璧主義
いかがだったでしょうか。
こうしてみていくと、誰もがたまにはありそうなことばかりだと思います。何かがあって落ち込んでいる時や、ちょっと自分に自信が無い時などはこういったこともあるかもしれません。
ただ、このチェック項目において、バッチリ自分が当てはまり、しかもそういったことが継続的に起こっていると思った場合にカウントするぐらいの感覚で良いと思います。それぐらい、私たちは微妙な感覚の中で生きているのです。
激やせの山本未來は、性格的に、「自分をパーフェクトに見せたい」という意識が強かったり、他人の人の評価が気になることがあるようなので、彼女にとって⑦は、もしかしたら該当するかもしれません。
それは、きっと父親が有名なデザイナーである山本寛斎だというのも、きっと少なからず影響はあると思います。親があまりにも凄い人物であると、子供にとってプレッシャーとなりますし、すべての結果が“親の七光り”と言われかねません。
ですが、山本未來は、1990年に行われたアミューズのオーディションでは36000人の中から選出されて女優デビューを見事果たしますが、その際に、父が山本寛斎であることは一切伏せてオーディションを受けたそうです。彼女の意地というか、自分という力を信じてきたからこその結果だと思います。
もし、山本未來が拒食症だとしたならば、親が山本寛斎であることを黙ってオーディションに受けるようなことをしなかったはずです。その理由は、自分を信じ、そして「できる」と思って挑戦するほどのメンタル力をもつことはできないからです。
そして、もう一つは親への「感謝」の気持ちです。
山本未來がある番組で、父親である山本寛斎の幼少期の物語を観たときの感想が自身のブログに綴られていました。
寛斎は、両親の離婚によって寂しい時代を過ごしていたようです。その思いからか、自分の子供には自分と同じ思いをさせたくないという気持ちがあったのだと思います。山本未來はその日記の中で、「愛情いっぱいで、そして暖かい家族の中で育てられたことに感謝」していることを書いていました。
親孝行をしたいとも書いてありました。でも父親のデザインした服は着たくないそうですが(笑)。別の形でたくさん感謝の気持ちを伝えたいのだと思います。
そういう視点からみても、激やせの原因が拒食症ではないと裏付けできるのです。残念ながら、この病気には「感謝」という言葉はかなり遠い存在としてあります。どうしても今の自分の姿を他人の目線で見てしまっているからです。感謝をするのは、自分自身を愛していないとできません。愛することができるからこそ、今起きていることが当たり前ではないと思えるからです。
ありがとうは、「有り難し」です。
簡単に起こるわけではないから、“ありがとう”なのです。
では、山本未來はなぜ激やせしているのか?
それは、神経質なところがあるのかもしれません。
神経質とは、「神経が過敏で、細かいことに感じやすい性質であること」を言います。
これはあくまでも仮説ではありますが、山本未來の特徴として、「他人の評価が気になる点と、自分をパーフェクトに見せたい」というのがありましたが、そこと神経質であるという部分がリンクしているように感じるからです。
神経質である人は、太りたくても太れない場合があります。それは何に対して神経質であるのかは問いません。人それぞれではありますが、過敏に感じやすい体質なのです。
それは、例えば
1.衛生面に神経質であるタイプです。まず汚れが気になってしょうがないので、いつもピカピカするようにマメに掃除をしたりします。
2.整理整頓に神経質なタイプです。最近、片づけがビジネスになるぐらいですから、これはある意味、良いのかもしれませんが、物が床に置いてあったら気になってしょうがないなど過度になり過ぎると問題ではあります。
3.他人が自分のことをどう見ているのかに対して神経質なタイプです。それは、外見的なことだけではなく、「あの人は今どう思っているのだろう?」といった気持ちの部分も含みます。まさにこのあたりは、山本未來が当てはまるところです。
それ以外にも、恐れに対して神経質であったり、戸締りなどの防犯に対してやそれこそ何でも神経質というのもあります。
神経質が太りにくい原因は、やはり色々と気にしすぎてしまう点にありますが、ある人は、太りはじめたら神経質でなくなっていったという話もあるので、それだけ体型と体質というのは密接な関係にあるのだと思います。
では、激やせの山本未來のようにもし、神経質である自分を太らせていくためには、やはりバランスの良い食事を摂ることにあります。バランスよくというのは、色味を考えてたくさんの種類を食べるようにすることです。たんぱく質やビタミンといった成分を考慮して摂取することも大切です。
そして、せっかくバランスの良い食事を消化吸収しやすくするために、歯の治療を行い、口に入れるものの入口の環境を整備することもポイントです。さらには、その食べ物を、きちんと体内の必要な栄養素として摂りいれるために、内臓器官を調整するというのも大切です。
ここでは、詳しいところは割愛しますが、内臓器官の働きを制御する神経は、背骨の管を通ってつながっているため、背骨に歪みがあると、そこを通る神経機能が低下して、その働きが悪くなります。
つまり、消化吸収を促すために背骨の歪みを矯正することが必要だということです。
最後に山本未來が出演したドラマ「Nのために」の原作者、湊かなえさんの言葉をお伝えして締めたいと思います。
『自分の幸せを考えている間は、大した人生ではない』
今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。